|こばなし|無駄なもの、意味がないもの×じぶん


こんにちは!アルコールインクアートで”今のすき”を彩るアトリエオッタです!


最近わたしがアートをしながら、生活と重ね合わせて思ったことです。

「それ無駄だよ」「意味がないじゃん」なんて思うことありませんか。じぶんが思うならまだしも、もしかしたら人から言われることも…


だけど。”意味のあるもの”ってなんだろう。それってその時点で判断できるものなんでしょうか。むしろ”無駄”や”無意味”と思ったことが、あとで光ることなんていくらでもありませんか。


わたしは子育てで、幾度となくそれを教わってきた気がします。わが子から。

たとえば、あの積んでは崩していた積み木遊びも。歩く先々で石を拾うような遊びも。あっちの道から帰りたいと、道路でバタバタして泣かれたあの時間も。

そのときはなんの意味も感じれなかったけれど、それは感性を育ててきたかもしれません。

そんな大きな話でなくとも、「昔は一度泣いたら全然機嫌なおしてくれなかったんだよー」って家族であんなに懐かしみます。そして、あんなに意味がないとおもっていた行動で、私たちを笑顔にしてくれます。



このタンブラーはとっても人気です。あのスターバックスに持って行って、これに入れていただくと、バリスタのお姉さんたちが声をかけてくださいます。このタンブラーのアートは、もともとはパネルにするためにインクを落としました。

しかし、制作を進めていくうちになんだかうまくいかなくて、好きになれず。。もう最後は失敗作だと割り切って、思い切りインクやアルコールをたらしました。最後まで好きになれなかったこのアートはパネルに張るどころか、一旦棚の上に片付けてしまいました。



(今思うとすごくいいんだけれど、なんだったんだろう…)


数日開けて、タンブラーのサンプルが届いたときに、アートを入れたらどうなるか。ためしにこの失敗作と思っていたアートを差し込んでみました。すると、ものすごーく素敵に見えました。形を変えたからかもしれないし、数日置いたからかもしれません。まるで「このために作った」ように見えました。


仕事をしながら、「こんなのなんの意味があるんだろう」とか、人の話を聞いていて「その考え無駄じゃない?」とか、実は20代前半のわたしはそんなことばかり考えてました。

だけど、今思うと意味がないものにしたり、無駄にしたのは自分でした。このアートもあのまま棚に片付けて捨ててしまえば、「無駄な作品」で終わっていたんだろうなあ。


無駄、無意味×じぶん。自分次第でそれはどれだけでも可能性が広がるはず。それを教えてくれたのは、やっぱり息子たちからかなって思います。


こどもの小さな遊びのようにそれ自身に意味がなくとも、数年後思い出に浸ったわたしたちのように幸せに変化することだってあるはず!


わたしはいつでも、無駄なものを輝かせられるひとになりたいし、だれかの無駄なものや意味のないものも、いっしょに感じれる心の余裕を持ちたいです。


今日はそんなお話です!

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